9課 祈りと御言葉


祈りと御言葉

1.霊的な呼吸   

A.霊的成長のために

*霊的な呼吸という視点で

祈ることと聖書を読むことは霊的な呼吸といわれます。単純に祈ることは息を吐き出すことで、聖書を読むと言うことは息を吸うことと言われることもあります。このような考えも間違いとはいえません。しかし、ここでは、祈ること、聖書を読むことのそれぞれを霊的な呼吸として考えてみましょう。

*霊的な呼吸を身につける

私たちが生きるために呼吸が必要なように、私たちがクリスチャンとして生きるためには霊的な呼吸が必要です。ところで、霊的な呼吸には肉体の呼吸と大きく異なる点があります。それは、霊的な呼吸は怠っても苦しくなることはないと言う点です。ですから、意識をして呼吸をしなければなりません。しかし、やがて霊的な呼吸が自然に身に付いてくると肉体の呼吸と同じように意識しなくても呼吸が出来るようになります。叉、それによって霊性が高められていくと霊的な呼吸を怠ったときに息苦しさを感じるようになるのです。

B.聞き、語り、問い、学ぶ

*少年サムエルの祈り

祈ることと聖書を読むことは神様との交わりです。祈りは神様に向かって私たちの心を開くことからはじまります。そして、私たちの思いを神様にお伝えします。祈願という言葉があるように祈りによって私たちは自分の願いを神様にお伝えします。そして、少年サムエルの祈り示されているように、祈りには「聞く祈り」があります。「しもべは聞きます。お話しください」(サムエル記上3:10)という祈りの姿勢が必要です。祈りを通して神様に語りかけ、祈りを通して神様の御心を求める、という呼吸のような祈りが必要なのです。

*み言葉はわが足のともしび

私たちにとって神様の言葉であり、聖書は信仰の唯一の規範です。私たちは主の道を見失うことのないように、日々聖書に聞くことが必要です。また、祈りのうちに聖書に問いかけるということも大切です。祈りも、御言葉の学びも一方通行ではない相互性を心がけましょう。

2.祈りを捧げ、御言葉に聞く

A.私たちの祈り

*聖霊の助けによって

私たちが悩みのあまり、祈れないでいるとき、聖霊が供にいてうめいていてくださると聖書にあります。(ローマ書)祈るとき、この聖霊の助けによって支えられていることを覚えましょう。

*祈りの内容

@讚美と感謝

私たちは日々めぐみの中で生かされています。あれをして、これをしてと願うことを越えてただ神様を喜ぶこと、それが賛美と感謝です。

A告白と服従

罪を告白し許しをもとまめす。そして、私たちを愛し続けて下さる神様に感謝して歩み出ることができるよう祈ります。      

Bねがい

私たちはどんなことでも神様に頼ります。           

Cとりなし

隣り人のために祈ります。                  

D神様に聞く祈り

御言葉、説教、経験を通して語りかけて下さる霊の声を求めます。

 

B.御言葉によって養われる信仰

*聖書全体を読む 〜通読の大切さ〜

偏食が体に悪いように、聖書を偏って読むと霊的な健康に悪影響が起こります。たとえば、@自分勝手な解釈をし、A信仰の成熟の妨げ、B聖書で人を裁き、C御言葉に聞く姿勢が悪くなります。四福音書があるように、聖書は複眼的な視点で編纂されています。聖書全体をバランスよく読むことが大切です。

*聖書を大切にする

使徒パウロは「信仰は聞くことによるのであり、聞くことはキリストの言葉からくるのである」といっています。「聞く」ということは決して受け身ではなく、実は大変能動的なことなのです。自ら心を開いて、積極的に聞くことが大切です。神様のみ心を求め、積極的に御言葉に耳を傾けるとき、私たちに神様のみ旨が示されます。

聖書は大切なものですが、しまっておくものではありません。聖書を大切にするということは、66巻のどの書物もおろそかにすることなく聞き、学ぶということなのです。